提灯制作の思い出

提灯を作ったことはありますか?私は多分あると思います。記憶が曖昧なのですが、小学校の時の図工の時間に作ったことがあると思います。中学になると、これが灯篭に変わったんですけどね。子どもが作るものですから、ポップなものだったと思います。けして実用的じゃないですよね。遊び半分で作ったようなものですから。

もしも、今提灯を作るとしたら、どういうものを作りたいですか?私は人物のシルエットをデザインしたいと思います。中々オシャレですよね。自分で作れば、好きなデザインが出来ますから。面白いのではないかと思います。

もしかしたら、提灯作りが盛んな地域では、観光客をターゲットにして、提灯作りをしているかもしれませんよね。自分で作る、体験ものの観光って今は盛んですから。当たり前のようにありますもんね。それを持って帰って、旅行の思い出にするっていうのもいいのではないでしょうか。そういうのって、日本人よりも海外から観光に来た方に人気がありますよね。

今でも学校では提灯作りなんてするのでしょうか?その仕組みなどを知ると結構面白いのではないかと思います。もちろん、火は使わないで安全なもので代用しているとは思いますが。歴史の授業の後に作るとまた理解度が変わってくるのではないかと思います。

田舎での提灯体験

提灯の思い出は小さい頃まだ田舎では村ぐるみで夜回りをやっていました。田舎なので外灯は殆どなく、其の時は提灯が頼りだったようです。拍子木と提灯を持つ人が居ないといけないので、必ず3、4軒ぐらいで組になって一緒に回っていたようでした。

それも当番制にしていて、順番に集合する家を決めていました。提灯と拍子木も一緒に次ぎの集合場所の家に預けていました。もう、遅い時間だったのにも関わらずその日になると、何となく子供心にコチラまで興奮したものです。最初全員が揃うまで、母がお茶やちょっとしたオヤツのような食べ物を、近所のおじさんたちに振舞っていました。また、その時の何気ないお喋りなどにも耳を傾けていましたっけ。

何時頃に廃止になってしまったのか判りませんが、時代劇を観ていると偶に提灯を持った夜回りのシーンが出てくると、昔田舎の夜回りのことを思い出します。田舎だったので、夜回りの時に犯罪発見の話は全く聞いた事がありません。

あの夜回りは火の用心~と、呼びかけている通り、火事の予防が一番の理由だったのでしょう。火事は昔から手遅れになると全部を焼き尽くしてしまうので恐ろしいです。夜回りの提灯も記憶にありますが、あの拍子木のカンカンと乾いた木霊する音も中々好きでした。

提灯で思い出すお祭り

提灯と言えばお祭りとは切っても切り離せません。太鼓を叩く人の乗るやぐらを照らす役割も果たしますし、この公園でお祭りをやっていますよ、という案内としても提灯は機能していると思います。

私が小学生の頃でした。北海道の夏休みは短く、8月の20日前後には終わってしまいます。短い夏休みを大いに盛り上げてくれるイベントが町内会の盆踊り大会でした。家からわずか1分の場所に「やまびこ公園」という公園がありまして、普段はなんの変哲もない公園なのですが、その日は煌々と提灯の灯りで公園全体が照らされるのです。

夕方6時を過ぎたあたりから、大人も子どももその灯りに引き寄せられるかのごとく、集合し歌ったり踊ったりしながら終わりゆく夏を楽しむのです。私も提灯に照らされた大人たちの顔を見て酔っているのか、はたまた提灯のあかりがそう見せるのか不思議な気持ちでいたものです。

19時になると子どもたちには、袋に入ったおかしの詰め合わせが配られます。そのおかしが欲しくて、私は何時間も踊るのです。今にして思えば、滑稽だったなぁと思います。しかし、大人になった今でも提灯の明かりを見ると、私はあの頃の盆踊りを思い出すのです。そして亡くなった父の赤ら顔を思い出し、なんだか甘酸っぱい気持ちがよみがえるのです。

祭りと提灯の結びつき

提灯と言えば、思いでとして残っているのが「お祭り」子供の頃、村の神社で毎年催される夏祭りの大きな櫓の上に四方を囲んで、煌々と灯りの灯った提灯、思い出すと何とも懐かしい光景ですけど、その櫓の下では様々な模様の着物や浴衣を着た村の衆が盆踊り、そしてその踊りの後ろでは出店が立ち並ぶ訳です。様々な出店が神社の境内の櫓を囲むように並ぶのですね。

その出店のテントにも提灯、爽やかな風が吹くと、その1つ1つが静かに揺れて、見る人、訪れる人をお祭りのムードに誘ってくれるんですね。「祭り」とプリントされたものや「やきとり」なんてプリントされたもの、他には3色くらいの色を縦縞としてプリントされたものがあったように記憶しているのですけど、やっぱり一言で言って提灯って「祭りの華」毎年、毎年、夏に田舎の実家に帰ると、子供の頃と同じ、とは行きませんけど、出店が出ていて、そのテントにはしっかりとぶら下がっているんです。独特な感じもして、インパクトがありますよね!

昔懐かしい夏の季節のお祭りに、ぐるりと神社の境内を囲むように出店のテントに幾つも吊るされていた提灯、良い絵にもなる訳ですけど、他にも地方の祭り見物に旅行に行くと、大きな通りでパレードがあって、山車などが通るのですね。様々な山車があるのですけど、その山車にも様々な大きさの提灯って使われていますよね。大きなものをポイント、ポイントに飾って装飾物をアピールしているものなどがありますよね。懐かしい思い出です。

中にはシンプルな山車の周りにぐるりと提灯で囲んで、傍で見ていても圧倒されちゃうのですよね。いつだったか、旅館に宿泊していて、丁度宿泊している部屋の窓から表通りが見えて、パレードを見ることが出来た思い出があるんです。そのパレードを見ると、その通りをゆっくりと進んで行く山車の、その提灯が点々としていたり、列を成して繋がっていたり、思わず写真を1枚撮っておきたい気分にもさせてくれた事、憶えています。

同じ模様の付いてある提灯がズラリと並んでいると、見ているだけで、その祭りやパレードの雰囲気にも溶け込んじゃいますけど、逆に、さも大きくって昔から使われている歴史の重みを感じさせてくれるものなどを、旅行に行っても目にする事ありますけど、何とも伝統的で、長い歴史と、その文化を伝承してくれているのに感じられて、ここに来て良かったと思う事ってあります。中には小さな子供と同じ位のまであるのですから、そういうのを見ると、昔から使われているんだ。と思って、実に由緒あるものだと感激してしまう事、子供の頃の思い出の「祭り」そして度々旅行して、見掛ける伝統的な「提灯」今でも思い出すもの、ありますね。